スペルト小麦

手軽に仕込めるスペルト小麦のふんわり食パン生地レシピ

※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。 パン作りや料理に役立った調理器具や食材を中心に、安心して選べるアイテムを紹介しています。記事をきっかけに、毎日の食卓が少しでも豊かになれば嬉しいです。

パン作りは時間と手間がかかるイメージがありますが、実は少ない工程でも本格的な食感に仕上げることができます。
今回ご紹介するのは、スペルト小麦を使ったイギリス食パンの生地です。

こねる作業を省いても、しっとり柔らかく焼き上がり、冷蔵庫で保存しておけるのが大きな魅力です。

朝食やランチ用のストックとしても活躍し、サンドイッチにすると特に食感の良さが引き立ちます。冷蔵保存で1週間程度は風味を保てるので、時間のない日でも焼きたてのパンを楽しむことができます。

このレシピが生まれたきっかけ

市販の食パンは便利ですが、原材料や添加物が気になる方も少なくありません。
特に小麦の風味をしっかり味わいたいときは、スペルト小麦を使ったパンが向いています。

スペルト小麦は古代小麦の一種で、栄養価が高く、香ばしい香りとほんのり甘みを感じる味わいが特徴です。

私は普段からパン作りが好きで、忙しい日でも無理なく続けられるレシピを探していました。そのなかで「仕込み時間を短く、冷蔵保存も可能」というポイントを意識して試作を繰り返し、この方法にたどり着きました。

みりんを少量加えることで生地のしっとり感が増し、時間が経っても硬くなりにくいのも特徴です。

材料(食パン型2本分目安)

  • スペルト小麦粉 … 750g
  • 砂糖 … 30g
  • 塩 … 8g
  • ドライイースト … 8g
  • ミルクパウダー(スキムミルク、乳糖不耐症用粉ミルク、またはラクトースフリーミルクパウダー)… 15g
  • みりん … 15g
  • 油脂(ラードまたはサラダ油)… 30g
  • ぬるま湯 … 540g

※少量で作りたい場合は、粉を500gにして他の材料も2/3に調整すると使いやすいです。

作り方の手順

みりんは、味の母を使っています。ぜひ美味しいみりんを選んで下さいね♬

1.大きめの保存容器に砂糖、塩、ドライイースト、ミルクパウダー、みりん、油脂を入れ、ぬるま湯を加えてよく混ぜます。ミルクパウダーが少しダマになっても問題はありません。

2.スペルト小麦粉を加え、ゴムベラで全体がまとまるまで混ぜます。

3.粉っぽさが残らない程度にまとまったら、手袋を使ってしっかり混ぜ、生地をひとまとめにします。

4.表面が乾かないようにラップをして、オーブンの発酵モード40℃で45分、または室温で2時間ほど発酵させます。

5.気泡がたくさん出て、生地が2倍に膨らんでいれば一次発酵完了です。そのままラップをして冷蔵庫に入れ、保存用の生地として休ませます。

生地の使い方

1.使うときは冷蔵庫から必要な分だけ取り出し、丸めてベンチタイムを10分とります。

2.成形して型に入れ、35℃で30分~、または室温で90分ほど発酵させます。冬場は2時間程度かかる場合があります。

3.200℃に予熱したオーブンで25〜30分焼成します。仕上げ発酵で型の8分目程度まで膨らませてから焼くと、ふんわりと焼き上がります。

しっとりと柔らかく、きめの細かいクラムが特徴です。サンドイッチにぜひ♬

Wソフト風に♬
250g×2本分。200℃30分で焼成。

Wソフト風の断面はこんな感じです。

TOP上の写真は、230g×3個分で焼いたものです。200℃25分。

こちらは、250g×2個で焼いたものです。200℃25分。

アレンジ例

この生地は窯伸びがあまり強くないので、仕上げ発酵時の膨らみがそのまま焼き上がりに反映されます。サンドイッチ用にする場合は食パン型を使い、丸パンにするとおやつや軽食にも使いやすいです。

  • セサミブレッド:黒ごまを生地量の3%加えると香ばしさが増します。
  • フルーツブレッド:レーズンを25%、オレンジピールを5%加えると爽やかな風味になります。
  • クルミブレッド:クルミを15%加えて焼くと、ナッツのコクが生地のしっとり感に良く合います。

美味しく作るためのコツ

  • 生地はやわらかめなので、成形時には打ち粉を多めに使うと扱いやすくなります。
  • 冷蔵保存中に乾燥しやすいため、1日に1回程度軽く丸めなおすと状態が安定します。
  • ガス抜きは不要ですが、冷蔵庫で8時間以上寝かせると風味が落ち着き、成形がよりしやすくなります。

まとめ

スペルト小麦を使ったイギリス食パン生地は、短い仕込み時間でもしっとりやわらかく仕上がり、冷蔵保存で1週間は美味しさを保てます。

忙しい朝でも焼きたてを楽しむことができ、サンドイッチやトーストはもちろん、具材を加えてアレンジパンにしても美味しくいただけます。

古代小麦ならではの風味を楽しみながら、日常の食卓に気軽に手作りパンを取り入れてみてください。