コーヒーの香りがふんわり広がる、スペルト小麦100%のパン生地。
老麺を加えることで、しっとり&もっちり感がアップし、味わい深い仕上がりになります。
冷蔵庫で1週間保存できるから、好きなタイミングで焼きたてが楽しめます。
お好みでチョコチップやキャラメルを加えれば、ちょっとしたごほうびパンにもぴったりです♡
※本記事は、2016年にクックパッドで公開されたレシピをもとに執筆しています。
レシピのきっかけ
スペルト小麦でパンを焼くことが習慣になった頃、「次はコーヒー風味のパンを作ってみたい」と思い、試作を始めたのがこのレシピのきっかけでした。
コーヒーのほろ苦さとコクに、チョコチップの甘さがよく合い、風味豊かなパンに仕上がりました。
また、生地の老化を防ぐために、前日に仕込んだ老麺(発酵生地)を加えています。
冷蔵庫で保存しておけるので、食べたいときに成形・焼成するだけで、手軽に本格的な味わいを楽しめます。
材料
・スペルト小麦 220g
・タピオカ粉 30g※なければ全量スペルト小麦でOKです
●スペルト小麦の老麺フランス生地 75g
●ドライイースト2.5g
●しお2.5g
●メープルシロップ10g
☆インスタントコーヒー粉末5g~
☆ぬるま湯190g
フィリング
・チョコチップ、キャラメル等お好きなだけ♬
作り方の手順
1.今回はカフェインレスコーヒー粉末を使用しています。濃さはお好みで調節下さいね♬

2.大きめのタッパorコンテナに、●☆材料を入れて混ぜる。

3.スペルト小麦粉、タピオカ粉を加える。

4.ゴムベラでひとまとめになるように混ぜる。

5.ある程度混ざったら、食品用の手袋などでダマがないようしっかり混ぜる。タピオカ粉がだまにならないよう注意して下さいね☆

6.全体が混ざったら、生地が乾かないようにラップをして、オーブン発酵40℃45分or室温で2時間置く。

7.写真は2時間経過後のもの。気泡がたくさん出て倍にふくらんでいたら完成です。乾燥防止のためラップをして冷蔵庫で保存します。

8.横から見るとこんな感じです。冷蔵庫8時間~1晩で寝かせてから使って下さいね。ガス抜き不要です。

生地の使い方
1.冷蔵庫から取り出した冷たい生地を、好きな分量に切り分けて丸める。
ベンチタイム10分。
2.お好みで成形し、オーブン発酵40℃で20分or、室温で90分発酵させる。(冬場は90分~120分で調節してくださいね)
3.230℃で20~30分焼く。(大きさに合わせて焼き時間は調節してくださいね)
アレンジ例
TOP写真のパンの説明です。250gの生地に、チョコチップを50g入れています♬
冷蔵庫から出した冷たい生地を250gカット。10分間ベンチタイムを取りました。

軽くガス抜きした生地を長方形に伸ばし、チョコチップを半量広げ三つ折りにします。

残りのフィリング全量を乗せて、端からクルクル巻きます。

閉じ目はしっかり閉じて、左右に折りこんで丸めます。

茶こしでコルプにたっぷり打ち粉を振って、閉じ目を上にして生地を置き、ラップをかぶせて40℃20分で二次発酵。

オーブンシートの上に、そっと生地を出します。下天板をいれたままでオーブンを260℃に予熱。やかんにお湯を沸かします。
お好みでクープを入れます。オーブンへ入れる直前に、生地に霧吹きで水分をたっぷりかけます。

ここからの作業は手早く☆
オーブンの予熱が完了したら、上天板に工程19の生地をそっと入れ、扉を閉めます。
沸騰したお湯を下天板にジャーっと流し入れます。天板から溢れない程度の量を注いでくださいね。
素早く扉を閉めて、オーブンの温度を230℃に下げます。
230℃20分で焼成しました。オーブンから出した時、パチパチと音が聞こえたら大成功です♬

カットするとこんな感じでした♬クラムはふんわり、クラストは少しカリっとした焼きあがりになりました♬

老麺は、こちらのレシピを参照願います<(_ _)>
▶︎スペルト小麦の老麺フランス生地♬

※ドリップしたコーヒーを使われる場合は、190g入れて下さいね(インスタントコーヒー+ぬるま湯の代用に)♬
美味しく作るためのコツとポイント
もっちり感を出すためにタピオカ粉を加えていますが、なければ全量スペルト小麦でもOKです。
コーヒー粉末はカフェインレスでも◎。お好みで濃さを調整してください。
生地は冷蔵庫で約1週間保存可能。乾燥しやすいので、1日1回丸めなおすと生地がなめらかに保てます。
焼くときは霧吹き+下段にお湯を注ぐスチーム焼成で、クラストがパリッと香ばしく仕上がります。
まとめ
スペルト小麦とコーヒーの香ばしさが調和した、ちょっと大人の味わいが楽しめるパン生地レシピです。
チョコやキャラメルとも相性が良く、アレンジを変えることで毎回違った美味しさを楽しめます。
冷蔵庫にストックしておけば、食べたいときに香り豊かなパンを焼けるのも魅力です。
朝食やおやつに取り入れれば、いつもの時間が少し贅沢に感じられるはずです。