毎日の朝食やおやつに、ふんわり優しい白パンが並んでいたら嬉しいと感じることはありませんか?
小麦を控えている方やグルテンに敏感な方でも、安心して楽しめるのが米粉を使った白パンです。外は香ばしく、中はしっとりやわらかな食感で、シンプルなのに心がほっとする味わいに仕上がります。
今回ご紹介するのは、グルテンフリーかつ低フォドマップ対応の「やさしい米粉の白パン」。ホームベーカリーを使って一次発酵まで仕上げるので、失敗が少なく手軽に作れます。
小さなまあるい形に焼き上げると、食卓に並べたときの見た目もかわいらしく、子どもから大人まで楽しめる一品になります。
レシピが生まれたきっかけ
グルテンや小麦を控えている時期でも、ふわふわのパンを食べたいと感じることは少なくありません。特に朝食に焼きたてパンの香りが漂うと、それだけで気分が上がります。
このレシピを作ったのは、過敏性腸症候群やグルテン過敏症に悩んでいた頃でした。食事制限を続ける中で、「安心して食べられるパンがあったらいいのに」と強く思い、米粉を使った白パンに挑戦しました。
数回試作を重ね、しっとりとした口あたりと軽やかな甘みを両立させることができ、家族からも「また作ってほしい」と言われるようになったお気に入りのレシピになりました。
材料(6個分)
※ホームベーカリーの一次発酵機能を使用します。
- 米粉(グルテンフリータイプ推奨)…200g
- さとう…20g
- しお…2g
- ドライイースト…3g
- アーモンドミルクまたはライスミルク…150ml
- 無塩バターまたはマーガリン…25g
- (仕上げ用)米粉…適量
作り方の手順
1.ホームベーカリーに材料をセットする
米粉、さとう、しお、ドライイースト、アーモンドミルク、無塩バターを入れて一次発酵まで行います。発酵が終わったら取り出してください。
2.生地を分割する
生地を6等分にし、それぞれ丸めてから10分休ませます。ベンチタイムを取ることで扱いやすくなります。

3.成形する
ガスを軽く抜きながらもう一度丸め直し、表面をなめらかに整えます。

4.米粉をまぶす
深めの器に米粉を入れ、生地全体に薄くまぶします。粉の付きすぎに注意してください。

5.くぼみをつける
菜箸などで中央に軽くくぼみを作ります。強く押すと生地が裂けやすいため、やさしく扱うのがコツです。

6.二次発酵
乾燥を防ぐために霧吹きで水分をかけ、ラップをふんわりとかけて40℃で20分発酵させます。

7.仕上げの粉を振る
茶こしで米粉を薄く振りかけると、焼き上がりの見た目がより美しくなります。

8.オーブンで焼く
190℃に予熱したオーブンで15分焼きます。うっすらと色づいたら完成です。


美味しく作るためのコツとポイント
- 成形はやさしく
米粉パンはグルテンがないため生地が破れやすいです。丸めるときやくぼみをつけるときは力を入れすぎないようにしましょう。 - 焼き上がり後の工夫
冷めて固くなった場合は、レンジで少し温めてからトースターで軽く焼くと、ふわふわ感とモチモチ感がよみがえります。 - 米粉の振りかけすぎに注意
仕上げ用の米粉は茶こしを使い、均一に薄くかけるときれいに仕上がります。厚くかけすぎると粉っぽさが残ってしまうため、仕上がりの見た目と食感のバランスを意識してください。 - 保存方法
焼きたてを楽しむのが一番ですが、残った場合はラップで包んで冷凍保存も可能です。食べるときは自然解凍後、トースターで軽く焼けば美味しさが戻ります。
まとめ
「グルテンフリーで作るやさしい米粉の白パン〜低フォドマップ対応〜」は、小麦を控えたい方や消化に配慮したい方でも安心して楽しめるパンです。
外は香ばしく、中はふんわりしっとりした食感で、子どもから大人まで笑顔になれる優しい味わいに仕上がります。
小さく焼き上げることで朝食にもおやつにも使いやすく、成形もシンプルなのでパン作り初心者の方にもおすすめです。
シンプルな材料で作れるからこそ、素材の持つやさしい甘みや香ばしさをしっかり感じられるのも魅力です。
アレルギー対応や低フォドマップを意識した食生活を続けながらも、「やっぱりパンが食べたい」という気持ちに寄り添えるレシピです。
家庭で気軽に焼き立ての香りと味わいを楽しんで、毎日の食卓にほっとできるひとときを加えてみてください。