スペルト小麦

低フォドマップ導入期に安心して作れる基本のパン生地レシピ

※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。 パン作りや料理に役立った調理器具や食材を中心に、安心して選べるアイテムを紹介しています。記事をきっかけに、毎日の食卓が少しでも豊かになれば嬉しいです。

低フォドマップ食を始めたばかりの方にも気軽に取り入れられる、シンプルなパン生地のレシピを紹介します。

材料はたったの4つ。こねずに混ぜるだけで生地が完成するので、パン作りに不安を感じている方でも手軽に挑戦できます。

冷蔵庫で1週間保存できるため、焼きたてパンを好きなタイミングで楽しめるのも大きな魅力です。香ばしさと素朴な風味が心地よく、特にハード系のパンが好きな方におすすめの生地に仕上がります。

このレシピが生まれたきっかけ

低フォドマップ食を始めてすぐ、安心して食べられるパンがなかなか見つからず、どうしても自分で作りたいと思ったことがきっかけでした。

市販のパンは小麦を多く含むものがほとんどで、体調によっては食べにくいこともあります。そこで、こねずに作れるパンの本を参考にしながら、自分の体に合うように材料を調整しました。

スペルト小麦は古代小麦のひとつで、一般的な小麦に比べて低フォドマップとされる点が大きな利点です。

シンプルな材料でも風味がしっかりしているため、毎日食べても飽きにくく、冷蔵庫に常備しておくと安心できる存在になりました。今では我が家の定番生地として、朝食や軽食に欠かせないレシピです。

材料(コンテナ1個分)

  • スペルト小麦粉 … 455g
  • ドライイースト … 5g
  • 塩 … 5g
  • ぬるま湯 … 360g

作り方の手順

1.容器を準備する
冷蔵庫に入る大きさのタッパーやコンテナを用意します。保存のしやすさを考えると、フタ付きの容器が便利です。

2.材料を混ぜる
容器にドライイースト・塩・ぬるま湯を入れて軽く混ぜ、その後にスペルト小麦粉を加えます。

3.生地をまとめる
ゴムベラを使って粉が全体に行き渡るように混ぜます。ダマが残っていても構いませんが、全体がひとまとまりになるまで混ぜてください。

4.さらにしっかり混ぜる
食品用の手袋をつけて手で混ぜると、ダマがなくなりやすくなります。こねる必要はなく、粉っぽさがなくなる程度で十分です。

5.一次発酵
容器にラップをかけて乾燥を防ぎ、オーブン発酵40℃で45分、または室温で2時間ほど置きます。

6.発酵完了
表面に気泡がたくさん出て、生地が2倍に膨らんでいたら発酵完了です。そのままラップをして冷蔵庫で保存します。

7.冷蔵庫で寝かせる
冷蔵庫で8時間から一晩寝かせてから使用してください。ガス抜きは不要で、そのまま成形できます。

生地の使い方

  1. 冷蔵庫から生地を取り出し、必要な分だけ切り分けます。
  2. 軽く丸めてベンチタイムを10分とります。
  3. お好みの形に成形し、オーブン発酵40℃で20分、または室温で90分ほど発酵させます。冬場は発酵に時間がかかるため、様子を見ながら120分程度置くこともあります。
  4. 230℃に予熱したオーブンで20~30分焼きます。パンの大きさに合わせて時間を調整してください。

アレンジ参考例

  • 丸パン:基本の生地を小さく分割して丸め、シンプルな食事パンに。
  • ドッグパン:細長く成形してホットドッグ用に。ソーセージを挟むと軽食に最適です。
  • サンドイッチ用バンズ:薄くスライスし、生ハムやチーズ、ツナマヨをのせれば食事パンとして大活躍。
  • エピ風パン:ベーコンや粒マスタードを折り込み、はさみで切り込みを入れて焼けば見た目も華やか。
  • クルミパン:生地に刻んだクルミを混ぜ込み、香ばしさと食感をプラス。

低フォドマップ導入期☆丸パン

ドッグ型に入れて焼いたものです。

ソーセージをはさんでホットドッグにしました。

ドッグパンを薄くスライスして、生ハムやモッツアレラをのせました♬

半分にスライスしたバンズに、ツナマヨをのせてお惣菜風に☆

ベーコンと粒マスタードを折りこんで、エピ風に☆

くるみを混ぜてクルミパンに♬

美味しく作るためのコツとポイント

保存のコツ:生地は冷蔵庫で1週間保存OK。乾燥を防ぐためにラップで密閉し、気になる場合は1日1回、軽く丸め直すと生地の状態が整いやすくなります。

成型のコツ:少し柔らかめの生地なので、打ち粉をしっかり使うか、手水を使って丸めると扱いやすくなります。

発酵の見極め:寒い時期は発酵時間が長くなりやすいため、時間ではなく生地の膨らみ具合を目安に調整してくださいね。

美味しく作るためのコツ

  • 保存の工夫
    冷蔵庫で1週間保存可能ですが、乾燥を防ぐためにラップを密着させることが大切です。気になる場合は、1日1回軽く丸め直すと生地の状態が安定します。
  • 成形のポイント
    生地は柔らかめなので、成形時は打ち粉をしっかり使うか、手水をつけて扱うときれいに丸められます。
  • 発酵の見極め
    発酵時間は季節や室温によって大きく変わります。時間だけで判断せず、生地の膨らみや気泡の状態を観察するのがコツです。
  • 焼き加減
    高温で一気に焼くことでクラストが香ばしく仕上がります。焼き色が薄いときは数分追加して調整してください。

まとめ

低フォドマップ導入期でも安心して楽しめる、スペルト小麦を使った基本のパン生地を紹介しました。

材料は4つだけで、こねる手間もなく混ぜるだけで仕込めるシンプルさが魅力です。冷蔵庫で保存しておけば、思い立ったときにすぐに焼きたてパンが味わえます。

丸パンやドッグパン、エピ風やクルミ入りなどアレンジも豊富で、毎日の食卓に取り入れやすいレシピです。香ばしくふんわりした焼き上がりは、シンプルながらも満足感があり、体にやさしい食生活を目指す方にぴったりです。

焼きたてパンの香りと温かさを手軽に楽しめるこの生地で、食事制限中でも豊かなパン時間を取り入れてみてください。