材料はたった4つというシンプルさなのに、ごまの香ばしさとスペルト小麦の優しい風味が絶妙に重なり合い、つい手が止まらなくなるクッキーです。
小麦アレルギーの方にも安心して食べていただけるグルテンフリーアレンジも可能で、低フォドマップを意識したおやつ作りにもぴったり。
お子さんと一緒に作れる手軽さで、普段のおやつやティータイムのお供として楽しんでいただけます。
このレシピが生まれたきっかけ
以前はアーモンドスライスを使ったグルテンフリークッキーをよく焼いていましたが、アーモンドはコストが高く、並べる作業も少し手間がかかっていました。
もっと簡単に、しかも身近な食材で作れるクッキーを目指したときに選んだのが「ごま」です。ごまは香ばしい風味と独特の食感があり、どこの家庭でも手に入りやすい万能食材です。
栄養価も高く、カルシウム・鉄分・食物繊維などが豊富に含まれているため、健康を意識している方やお子さんのおやつにもぴったりです。
スペルト小麦と組み合わせることで、素朴なのに飽きが来ない味わいが生まれ、わが家では常備しておきたい定番レシピになりました。
材料(天板1枚分)
- 卵…2個
- 砂糖…70g
- スペルト小麦粉(白または全粒粉)…60g
- ごま(白または黒)…100g
作り方の手順
1.【下準備】
砂糖をふるっておき、オーブンを150℃に予熱します。天板にはオーブンシートを敷いておきましょう。
2.【卵と砂糖を混ぜる】
ボウルに卵を割り入れ、砂糖を加えて泡立て器ですり混ぜます。砂糖が溶けて全体がなじむまでしっかり混ぜてください。

3.【粉類を加える】
スペルト小麦粉を加えてゴムベラで混ぜます。このとき粉気が残らないように丁寧に混ぜるのがポイントです。

4.【ごまを加える】
最後にごまを加えて混ぜ合わせ、生地を仕上げます。白ごま・黒ごまのどちらを選んでも美味しく作れます。

5.【天板に広げる】
オーブンシートを敷いた天板に生地を流し入れ、スケッパーで表面を平らにならします。

6.【焼成】
150℃に予熱したオーブンで20分焼き、一度天板の前後を入れ替えてさらに20分焼きます。

7.【仕上げ】
焼き上がったらすぐに包丁で切り目を入れ、天板に戻してオーブン庫内で冷めるまで乾燥させます。しっかり冷めるとパリッとした食感が楽しめます。

アレンジ例
- パンプキンシード入り
生地にパンプキンシードを混ぜ込むと、カリッとした食感がプラスされて食べ応えが増します。 - 黒ごまアレンジ
白ごまを黒ごまに変えるだけで、香りがぐっと強まり、ほろ苦さと香ばしさが大人向けのおやつになります。 - ごま×けしの実トッピング
表面にけしの実を散らして焼くと、食感にアクセントが加わり、見た目も華やかに仕上がります。
白ごま+スペルト小麦粉(白)で焼いたものです。我が家では、常備おやつとして、切り目を入れずに庫内に放置し、冷めてから手でバキバキ割ってジップロックで保存しています。

こちらは、パンプキンシード60g、けしの実をのせて焼いています。

美味しく作るためのコツ
- 焼き上がり後すぐに切り目を入れて冷ますと、きれいに割れてサクサクの食感になります。
- ごまは白ごま・黒ごまどちらでもOK。より香ばしさを強めたいときは軽く炒ってから加えると一層風味が豊かになります。
- アレンジする場合はパンプキンシードやけしの実などを加えると、見た目も華やかで食感も楽しくなります。
- スペルト小麦が手に入らないときは薄力粉でも代用可能です。お好みに合わせて粉を変えると、また違った風味を楽しめます。
まとめ
スペルト小麦とごまを組み合わせたこのクッキーは、シンプルな材料で作れるのに香ばしさとコクがしっかり感じられる素朴なおやつです。
オーブンで焼いたあと冷ましてから手で割れば、ジップロックに入れて常備できるのも便利。子どものおやつや家族の小腹満たし、ちょっとした来客時にも重宝します。
グルテンフリーや低フォドマップを意識した食生活を送る方にも取り入れやすい一品で、毎日の暮らしに安心して加えられる手作りクッキーです。