米粉と高野豆腐を組み合わせ、グルテンフリーでたんぱく質をしっかり摂れるヘルシーなパウンドケーキをご紹介します。
卵とバナナをハンドブレンダーでなめらかに撹拌することで、ふんわりと軽やかな食感に仕上がります。乳製品を使わず、低フォドマップ対応にも配慮しているので、からだにやさしいおやつを求めている方にもおすすめできます。
レシピのきっかけ
高野豆腐は昔から保存食として親しまれ、たんぱく質やカルシウム、鉄分が豊富に含まれています。日常の食事に取り入れることで栄養バランスを整えやすくなるのですが、甘いスイーツに活用する機会はあまり多くありませんでした。
健康的にたんぱく質をとれるお菓子を作りたいと考えたときに思い浮かんだのが「高野豆腐を米粉のケーキに練り込む」というアイデアでした。
試作を重ねた結果、しっとり感と軽さを両立したパウンドケーキに仕上げることができました。
材料(パウンド型またはクグロフ型1台分)
- 卵 2個
- バナナ(完熟)130g(中1本程度)
- 菜種油 80g
- 砂糖 30g
- 米粉(グルテンフリー用)100g
- 高野豆腐パウダー または すりおろした高野豆腐 30g
- ベーキングパウダー 6g
- 塩 ひとつまみ
作り方の手順
1.下準備
・オーブンを180℃に予熱します。
・型にオーブンシートを敷くか、菜種油を薄く塗っておきます。
・粉類(米粉、高野豆腐パウダー、ベーキングパウダー、塩)はあらかじめふるっておきましょう。
2.高野豆腐を準備する
固形の高野豆腐を使う場合は、おろし器で細かくすりおろし、粉状にしておきます。市販のパウダータイプを利用すると手間が省けます。

3.卵とバナナを撹拌する
ボウルに卵とバナナを入れ、ハンドブレンダーでしっかりと撹拌します。なめらかになったら菜種油と砂糖を加え、さらに混ぜ合わせます。

4.粉類を加える
ふるっておいた粉類を数回に分けて加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。粉っぽさがなくなれば生地の完成です。

5.型に流し入れて焼く
生地を型に流し入れ、軽くトントンと落として空気を抜きます。180℃のオーブンで30分ほど焼きます。ご家庭のオーブンによって時間は前後するので、竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がりです。
高野豆腐のお味はあまり感じませんが、しっとり食感で美味しいです♡

美味しく作るためのコツとポイント
- 卵とバナナはしっかり撹拌する
泡立ちが不十分だと生地が重たくなりやすいので、空気を含ませながら混ぜることが重要です。 - バナナは完熟を使用する
甘みとしっとり感を引き出すために、皮に黒い斑点が出ているくらいのバナナを選ぶと良いです。 - 生地が固く感じるときは調整する
状況に応じて水や無糖の植物性ミルクを少量加えると、焼き上がりがよりしっとりします。 - 高野豆腐の風味は控えめ
焼き上がりでは高野豆腐独特の風味はほとんど感じません。食感の良さと栄養を補う役割を担ってくれます。
食卓に取り入れるメリット
この高野豆腐パウンドケーキは、グルテンフリーでありながら栄養が豊富です。
米粉を使うことで軽やかさを保ちつつ、豆由来のたんぱく質をしっかり摂取できます。
また、乳製品を使わないため、アレルギーを持つ方や低フォドマップ食を心がけている方にも安心して楽しんでいただけます。おやつとしてだけでなく、朝食に添えると一日のスタートを支えてくれる存在になります。
見た目はシンプルでも、しっとりとした食感とやさしい甘さで、家族みんなに喜ばれる一品です。
まとめ
高野豆腐を加えることで栄養価を高めたグルテンフリーのパウンドケーキは、ふんわりと軽い食感としっとり感を両立させています。米粉と完熟バナナのやさしい甘みが広がり、食べ応えがありながらも消化にやさしい仕上がりです。
健康を意識したい方や、小麦粉を控えたい方、低フォドマップ食に取り組んでいる方にもおすすめできます。おやつや朝食に、からだにやさしい手作りケーキをぜひ取り入れてみてください。