バターや卵、牛乳、さらに白砂糖を使わずに、ふんわりと優しい甘さのバナナケーキを焼いてみませんか?
アレルギーを持つ方や、乳糖不耐症で乳製品を控えている方でも安心して楽しめるレシピです。材料はとてもシンプルで、完熟バナナの自然な甘みを生かして仕上げます。
焼きたては香ばしい外側とふわっとした中の食感が楽しめ、冷めてもほっとする味わい。
離乳食を卒業したばかりのお子さんから、ヘルシー志向の大人まで、幅広い方に喜んでいただけるケーキです。
このレシピが生まれたきっかけ
このレシピを考えたのは、娘が離乳食を卒業した頃でした。
安心して一緒に食べられるおやつを作りたいと考え、バターや卵、牛乳を使わずに仕上げる方法を探しました。甘みは白砂糖に頼らず、熟したバナナの自然な甘さを活かすことに。
最初は「こんなに材料を省いても美味しくなるのかな?」と不安がありましたが、試作を重ねるうちに、バナナの香りがしっかり感じられ、ふんわりとした優しい食感のケーキが完成しました。
アレルギーが気になるお子さんでも安心して食べられ、家族みんなで笑顔になれるおやつになりました。
材料(15cm丸型 1台分)
- バナナ(完熟・ピューレ状にしたもの)150g
- 水 165g
- サラダ油または菜種油、米油 45g
- スペルト小麦粉または薄力粉 150g
- ベーキングパウダー(アルミニウムフリー) 8g
- トッピング用バナナ(スライス) 適量
完熟バナナを使うことで砂糖なしでも十分な甘さになります。スペルト小麦粉を使えば、グルテンの構造がシンプルで消化にやさしい仕上がりになります。薄力粉でも同じように作れるので、家庭にある材料で気軽に挑戦できます。
作り方の手順
1.オーブンを180℃に予熱しておきます。バナナはホイッパーやフォークの背でピューレ状にしておきます。粉類(小麦粉とベーキングパウダー)は事前にふるっておきましょう。
2.ボウルにバナナと水を入れてよく混ぜます。

3.サラダ油を加え、全体が均一になるまで混ぜます。

4.粉類を加え、ゴムベラなどでさっくりと混ぜ合わせます。混ぜすぎると仕上がりが重くなるため、粉気がなくなったら止めてください。


5.生地を型に流し入れ、スライスしたバナナを表面に並べます。

6.軽く空気を抜いたら、180℃に予熱したオーブンで25〜30分焼きます。竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がりです。
7.焼き上がったら型から外し、網の上で粗熱を取ります。

ふわふわでバナナの優しいお味がとっても美味です♡スペルト小麦粉で作った場合は、おなかにやさしい「低フォドマップ食」です。


美味しく作るためのコツとポイント
- バナナは完熟を使う
皮に黒い斑点が出ているくらいの完熟バナナが理想です。甘さと香りがしっかりしていて、砂糖を使わなくても満足できる味に仕上がります。 - 粉類は必ずふるう
ダマを防ぎ、ふんわり軽い食感に仕上げるために必須の工程です。 - 焼き加減を竹串で確認
オーブンの機種や環境によって焼き時間が変わります。竹串を刺して生地がつかない状態を目安にしてください。 - 保存方法
粗熱が取れたらラップに包み、乾燥を防ぎます。翌日食べる場合は電子レンジで軽く温め直すと、ふわっとした食感が戻ります。冷凍保存も可能で、自然解凍してからトースターで温めれば、焼きたてのような風味が楽しめます。 - アレンジの楽しみ方
ココアを加えてチョコ風にしたり、ナッツを混ぜて食感をプラスするのもおすすめです。シンプルだからこそ、いろいろなアレンジが可能です。
まとめ
「バター・砂糖・卵・牛乳なし!ふんわりバナナケーキレシピ」は、完熟バナナの自然な甘さを生かした、体にやさしいおやつです。
このレシピは公開当初から多くの方に作っていただき、私のレシピの中でも特に人気が高かった思い出深い一品です。卵や乳製品を控えている方、小さなお子さんの安心おやつを探している方、ヘルシーなおやつを求める大人の方にも喜ばれました。
焼きたては外側が香ばしく、中はふんわりと柔らか。冷めても軽く温め直せば、しっとり感が戻って美味しくいただけます。特別な道具を用意する必要もなく、家庭にある材料で気軽に作れるのも人気の理由のひとつです。
お子さんとのおやつ時間や家族みんなで囲むティータイム、大人のヘルシースイーツとしてもおすすめ。自然な甘さとふんわり感に、作るたびにほっとした気持ちになれるはずです。
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