カムート小麦とスペルト小麦をブレンドした風味豊かな生地に、ボイルしたスペルト粒を加えています。さらに香ばしいクルミと自然な甘みのレーズンを組み合わせることで、噛むほどに味わい深いノアレザンに仕上がります。
ハード系でありながらしっとりとした口あたりが特徴で、朝食やおやつに取り入れると満足感が広がります。腸にやさしい古代穀物の魅力を、ぜひ日常の食卓で楽しんでみてください。
レシピのきっかけ
低フォドマップ生活をしていると、パンを選ぶのに苦労することがあります。
そんな中で参考にしたのが、ジェフ・ハーツバーグさんの著書『1日5分かけるだけで本格パンが焼ける!』です。
シンプルな配合でも本格的に仕上がり、日常的に焼きたてパンを楽しめる点に魅力を感じました。特にスペルト小麦のプチプチ食感は他の穀物にはない特徴で、家族からも好評です。
材料( ミニオーバル型1個分)
古代小麦Kamut+Speltのパン生地 … 300g
ボイル済みスペルト小麦粒 … 30g
クルミ … 45g
レーズン … 75g
※クルミとレーズンは好みに応じて調整可能です。
作り方の手順
前日までの準備
①スペルト小麦粒をやわらかくなるまでボイルしておく。
今回はこちらのスペルト小麦粒を使用しています。

②スペルト小麦粒はボイルして柔らかくしておく。クルミは小さめに砕いておく。

当日
③生地と具材(スペルト粒・クルミ・レーズン)を混ぜ込む。

④ガス抜きをして丸め直し、打ち粉をたっぷりつける。

⑤発酵かごに入れ、ラップをかけて40℃で20分二次発酵。

⑥オーブンを250℃に予熱し、お好みでクープを入れる。

⑦下段に熱湯を注ぎ、230℃に下げて20〜23分焼成。
8.完成です!!

美味しく作るコツ
スペルト粒はしっかりボイルすることで、焼成後もやわらかく食べやすくなります。
クルミは全体量の約15%、レーズンは25%を目安にすると、味のバランスが整います。
焼成時にスチームを入れるとクラストがパリッと仕上がり、香ばしさが引き立ちます。
食べ方アレンジ
朝食に:オリーブオイルを少量かけると、シンプルながら風味が増して消化にもやさしくなります。
おやつに:青めのバナナやいちごを添えると、自然な甘みとさわやかさが加わります。
軽食に:ハーブソルトや少量のメープルシロップを合わせると、気分に合わせて甘い味と塩気のある味の両方を楽しめます。
翌日は:軽くトーストすると香ばしさが戻り、焼きたてに近い食感を楽しめます。
まとめ
古代小麦のナチュラルな風味にナッツとドライフルーツのコクが合わさって、ひと口ごとに素材の旨みをじんわりと感じられます。
前日に生地を仕込んでおけば、翌朝は焼くだけなので、忙しい日でも気軽に焼きたてパンを味わえます。作り置きのような感覚で準備できるので、朝食のレパートリーが増え、家族と一緒にあたたかいパンを囲むひとときが自然に生まれるのも嬉しいところです。
消化にやさしい古代穀物を使っているため、低フォドマップの食生活を心がけている方や、腸にやさしいパンを求めている方にも安心して楽しんでいただけます。