グルテンフリー

グルテンフリー✨モール村のクルミケーキ♡ ~中世の伝統を現代風に楽しむヘルシーレシピ~

※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。 パン作りや料理に役立った調理器具や食材を中心に、安心して選べるアイテムを紹介しています。記事をきっかけに、毎日の食卓が少しでも豊かになれば嬉しいです。

小麦や乳製品を使わずに作れる「モール村のクルミケーキ」は、香ばしいナッツの風味としっとり濃厚な味わいが特徴です。

中世の修道院で親しまれていた素朴なレシピをベースにしつつ、現代の食卓でも楽しめるように低フォドマップ&グルテンフリー仕様にアレンジしました。

忙しい日常のなかでも取り入れやすく、ティータイムや手土産にも喜ばれる焼き菓子です。ここでは、レシピの背景や作り方のコツを交えながら、やさしい甘みのケーキを紹介します。

レシピのきっかけ

レシピのもとになっているのは、中世ドイツの聖女ヒルデガルトが伝えたとされる伝統菓子「Gâteau maursois(モール村のクルミケーキ)」です。

シンプルな材料で作られる素朴なケーキは、当時の修道士や農民にとってエネルギー源となる大切な食べ物でした。

現代の私たちの食生活では、小麦や乳製品に敏感な方や、消化に負担をかけたくない方も少なくありません。そこで、グルテンを含まない米粉やナッツパウダーを活用し、乳製品も使わないレシピに作り直しました。クルミのコクとココナッツクリームのまろやかさが調和し、驚くほど満足感のあるケーキになります。

我が家でも繰り返し作っており、家族や友人からも好評で、特に「グルテンフリーでもこんなにしっとり仕上がるの?」と驚かれることが多いお気に入りのレシピです。

材料(15cm丸型1台分)

  • くるみプードル … 140g
  • 砂糖 … 75g
  • 卵 … 1個
  • ココナッツクリーム(または乳製品OKな方は生クリーム) … 65g
  • 溶かしバターまたは無塩マーガリン … 65g
  • タピオカ粉またはコーンスターチ … 大さじ1

仕上げ用

  • 粉糖 … 適量
  • 飾り用のクルミ … 適量

※くるみプードルはローストしたクルミをフードプロセッサーで粉状にしたもの。香ばしさが格段に増します。

作り方の手順

1.準備
 溶かしたバターやマーガリンを人肌程度に冷まし、オーブンを200℃に予熱します。型には薄く油を塗るか、クッキングシートを敷きます。

くるみパウダーは、ローストしたクルミをフードプロセッサーにかけて、粉状にしたものです。

今回使用したココナッツクリームです。原材料はココナッツ・安定剤です。

2.粉類を混ぜる
 ボウルにくるみプードルと砂糖を入れ、ホイッパーで軽く混ぜ合わせます。

3.卵を加える
 粉類の中央に卵を割り入れ、全体がなじむように混ぜます。

4.ココナッツクリームと油脂を加える
 ココナッツクリームと溶かしバター(またはマーガリン)を加え、しっかり混ぜてなめらかにします。

5.仕上げの粉を加える
 タピオカ粉またはコーンスターチを加え、生地をしっかり均一に混ぜます。

6.型に流し入れる
 準備しておいた型に流し入れ、表面を平らにならして軽く空気を抜きます。

7.焼成
 200℃のオーブンで30分焼きます。竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がりです。

8.仕上げ
 粗熱をとってから粉糖をふりかけ、飾り用のクルミをのせれば完成です。

ずっしり重たいので、薄めにカットするのがおすすめです。

美味しく仕上げるためのコツ

  • ローストしたクルミを使うこと
     生のクルミよりも香ばしさが強く、ケーキ全体の風味が引き立ちます。
  • 焼きたてより翌日がおすすめ
     焼きたては香ばしいですが、一晩おくと全体がしっとり落ち着き、味がなじんでより美味しくなります。
  • 焼き色をしっかりつけること
     表面がこんがり色づくまで焼くと、外は香ばしく中はしっとりとした理想的な食感になります。
  • カットは薄めに
     密度が高く濃厚なケーキなので、薄めに切って紅茶やコーヒーと合わせるとちょうど良いバランスになります。

まとめ

モール村のクルミケーキは、中世ヨーロッパで受け継がれてきた素朴な焼き菓子を現代風にアレンジしたレシピです。

グルテンフリーかつ乳製品不使用で、低フォドマップ食を意識したい方にも安心して楽しんでいただけます。

クルミの香ばしさとココナッツクリームのコクが合わさり、シンプルながら奥深い味わいが広がります。ティータイムのお供や、大切な方への贈り物にも喜ばれること間違いなしです。

しっとり濃厚で贅沢な味わいを、ぜひご家庭で試してみてください。