小麦を控えている方でも安心して味わえる、米粉で作るグルテンフリーのシフォンケーキ。
卵・菜種油・アーモンドミルクを使ってふんわり焼き上げるこのレシピは、やさしい甘さと軽やかな口どけが魅力です。
グルテンフリーや低フォドマップの食事を意識すると、おやつの選択肢がぐっと少なくなりがちです。それでも「甘いものを食べたい」「安心して食べられるケーキが欲しい」と思う瞬間はありますよね。そんなときにぴったりなのが、今回ご紹介する米粉のシフォンケーキです。
ふわふわの食感とやさしい甘みは、離乳食期のお子さんから体調管理中の方まで幅広く楽しめます。特別なテクニックは不要で、失敗しにくい作り方になっているため、シフォンケーキ初心者の方にもおすすめです。
レシピの特徴
- 小麦粉不使用・グルテンフリー
米粉を使用することで、小麦を避けている方でも安心して食べられます。 - 低フォドマップ食に対応
アーモンドミルクやライスミルクを使うことで、乳糖を控えたい方にもやさしいレシピです。 - ふわふわ食感を実現
卵白の泡立てと混ぜ方にポイントがあり、ふんわりと軽い食感に仕上がります。 - 基本の17cm型サイズ
1台焼けば家族みんなで分け合えるサイズ。おやつや記念日にもぴったりです。
材料(17cmシフォン型1台分)
【卵黄生地】
- 卵黄…3個
- 砂糖…30g
- 菜種油…40ml
- アーモンドミルク/ライスミルク/ラクトースフリーミルク…50ml
- 米粉(製菓用)…70g
- ベーキングパウダー(アルミニウムフリー)…小さじ2/3
【メレンゲ】
- 卵白…3個
- 砂糖…30g
- 塩…ひとつまみ
材料と型をそろえてシフォンをもっとおいしく
米粉のシフォンは、香ばしさが特徴的ですが、型選びでも仕上がりが変わります。
毎回安定して焼きたい方におすすめの 米粉 や シフォン型 をピックアップしました。
作り方の手順
1.事前準備
オーブンを170℃に予熱します。米粉とベーキングパウダーはふるっておきましょう。粉をふるうことでダマがなくなり、焼き上がりの食感が軽くなります。
2. メレンゲを作る
卵白と塩をボウルに入れて泡立て始め、砂糖を3回に分けて加えます。高速でしっかり角が立つまで泡立て、最後に低速で1分ほど回してキメを整えます。均一なメレンゲにすることで、焼き上がりの高さが安定します。

3. 卵黄生地を作る
別のボウルに卵黄と砂糖を入れ、白っぽくもったりするまで混ぜます。菜種油を少しずつ加えて乳化させ、アーモンドミルクを加えてよく混ぜます。最後にふるった粉類を加え、粉気がなくなるまで混ぜて生地を仕上げます。

菜種油を少しずつ加えて乳化させ、ミルクを加えて混ぜます。

粉類を加え、粉気がなくなるまで混ぜます。

4. 生地を合わせる
卵黄生地にメレンゲの半量を加え、ホイッパーで泡をつぶさないようにすくい混ぜます。残りのメレンゲを加えたら、ゴムベラで底からすくうように切り混ぜ、ツヤのある生地に仕上げます。


5. 焼く
生地を型に流し入れ、竹串で1周混ぜて気泡を均一にします。170℃で25〜30分焼きます。

6. 冷ます・仕上げ
焼き上がったら型ごと逆さまにして冷まし、高さとふんわり感を保ちます。粗熱が取れたらパレットナイフで型から外します。


美味しく作るためのコツ
- 卵は室温に戻してから使うと泡立ちやすいです。
- 粉類は必ずふるい、軽い食感を実現します。
- 混ぜるときは「底からすくって切る」動きを意識し、泡をつぶさないようにします。
- 焼き上がりの目安は、中央を軽く押して弾力がある状態です。
アレンジアイデア
- 米粉の一部をココアパウダーや抹茶に置き換えて風味をアレンジ。
- 季節の低フォドマップ対応フルーツピューレを加えて彩り豊かに。
- 焼き上がりに粉糖をふって、見た目を華やかに仕上げるのもおすすめです。
保存方法
シフォンケーキはしっとり感が魅力ですが、その分日持ちはしません。
冷蔵保存する場合は、ラップで包み密閉容器に入れて翌日までに食べ切りましょう。
冷凍保存も可能ですが、解凍後はふんわり感が弱まるため、早めに召し上がることをおすすめします。
まとめ
米粉で作るシフォンケーキは、グルテンフリーでふんわり軽やかな食感が楽しめます。
卵白の泡立て方や混ぜ方の工夫で失敗しにくく、初心者でも美しく膨らむケーキが焼けます。
小麦を控えている方や低フォドマップを意識したい方にも安心のレシピです。
やさしい甘みとふわふわの食感が魅力の米粉シフォンケーキ、日常のおやつや特別なデザートに取り入れてみませんか? ご家庭で焼きたてを楽しむ時間が、きっと小さなご褒美になると思います。