糖質を控えていると「おやつが食べたいけれど選択肢が少ない」と感じることはありませんか?
私自身も同じ悩みを抱え、家族と安心して食べられるレシピを探してきました。
そこで工夫したのが、材料わずか4つで作れる「ケトマフィン」です。小麦粉や砂糖を使わず、アーモンド粉と卵の力でふんわり仕上げた、体にやさしいレシピです。
この記事では、実際に試作を重ねて完成させた作り方の手順や、美味しく作るコツを詳しくご紹介します。
レシピのきっかけ
市販されている糖質オフスイーツには、大豆粉やふすま粉などが使われることが多く、低フォドマップではない場合があります。
お腹が敏感な人にとっては、そうした食材が体に合わず、安心して食べられないことも少なくありません。そこで、身近で手に入りやすい材料を使い、シンプルでありながら消化に優しいマフィンを作れないかと考えました。
海外のケトジェニックレシピも参考にしつつ、試作を重ねた結果、卵・バター・アーモンド粉・ベーキングパウダーという4つの材料だけで仕上がるレシピにたどり着きました。
余計な甘味料や添加物を加えないことで、素材そのものの風味が生きる素朴な味わいになります。
材料(マフィン型6個分)
- 卵 3個
- 有塩バター(溶かして使用) 50g
- アーモンド粉 75g
- アルミニウム不使用ベーキングパウダー 小さじ1
たった4つの材料ですが、卵の力でしっかり膨らみ、アーモンド粉が香ばしい風味を加えてくれます。砂糖を使わない分、素材の持つやさしい甘みをそのまま感じられるのも魅力です。
作り方の手順
1.ボウルにアーモンド粉とベーキングパウダーを入れ、粉ふるいで軽く混ぜておきます。
2.オーブンを180℃に予熱しておきます。
3.バターは耐熱容器に入れて電子レンジで溶かし、手で触れられる程度まで冷ましておきます。

4.卵をボウルに割り入れ、ハンドブレンダーや泡立て器でしっかりと撹拌します。空気を含ませることで焼き上がりがふんわりします。

5.溶かしバターを加え、均一になるまで混ぜ合わせます。

6.粉類を加え、ゴムベラでさっくりと混ぜます。粉っぽさがなくなったら生地の完成です。


7.マフィン型に薄くバター(分量外)を塗り、生地を流し入れます。型を軽くトントンと落として空気を抜きます。

8.180℃のオーブンで20〜25分焼きます。竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がりです。

9.型から外して粗熱を取り、網の上で冷まします。

焼き立ては外は香ばしく、中はしっとりと仕上がります。
美味しく作るためのコツとポイント
アーモンド粉は摂りすぎると高フォドマップとなるため、体質によってはお腹が張りやすくなることがあります。初めて作る方は、一度にたくさん食べず、少量ずつ試すことをおすすめします。
焼きたてはふんわりしていますが、時間が経つと卵の風味が強くなりやすいため、翌日までに食べ切るのが理想です。冷蔵庫で保存する場合はラップに包み、食べる前に電子レンジやトースターで軽く温めると美味しさが戻ります。冷凍保存も可能ですが、自然解凍してから軽く温めると食感が保たれます。
朝食に食べる場合は、ハムやチーズを添えるとバランスが良くなります。甘さを加えたいときは、ラカントなどの低糖質甘味料を少量加えてもアレンジできます。
まとめ
このケトマフィンは、材料がたった4つでも十分に満足感があり、やさしい味わいを楽しめます。糖質制限中でも安心して食べられ、おやつだけでなく食事パンの代わりとしても活躍します。
特別な道具や難しい工程が不要なので、忙しい朝や子どものおやつにも取り入れやすいレシピです。糖質制限や低フォドマップ食を心がけている方でも、安心して「焼きたての香ばしさ」と「ふんわり食感」を味わうことができます。
体にやさしいケトマフィンを、ぜひ日々の食卓に取り入れてみてください。