イタリア・シチリア産の古代小麦「Maiorca(マヨルカ)」を使って、ふんわりとした優しい味わいのパン生地を仕込みました。
グルテン含有量が少なく、消化にもやさしいとされるMaiorca小麦粉は、素朴で香ばしい風味が特徴です。
冷蔵庫で寝かせておけるので、時間のあるときに仕込んでおけば、朝でも手軽に焼きたてパンを楽しめます。
※本記事は、2017年にクックパッドで公開されたレシピをもとに執筆しています。
レシピのきっかけ
以前に投稿した「スペルト小麦のふっくらパン生地」をベースに、イタリアから取り寄せたMaiorca小麦粉でアレンジしてみたところ、驚くほどやさしく香りのよいパンが焼き上がりました。
材料
コンテナ1台分
- シチリア産古代小麦粉Maiorca500g
- ☆ドライイースト5g
- ☆しお5g
- ☆卵2個
- ☆メープルシロップ60g
- ☆溶かしバターorマーガリン(無塩)60g
- ☆ぬるま湯200g
作り方の手順
1.今回使った、シチリア産古代小麦粉Maiorcaです。

2.バターorマーガリンを、レンジor湯煎で溶かしておく。
卵を割りほぐしておく。
3.大きめのタッパorコンテナに、☆材料を入れて混ぜる。

4.シチリア産古代小麦Maiorca粉を加え、ゴムベラで混ぜる。

5.ある程度混ざったら、食品用の手袋などでダマがないようしっかり混ぜる。

6.粉気がないようであればOKです。

7.全体がよく混ざったら、生地が乾かないようにラップをして室温で倍の大きさになるまで置く。

8.上:発酵前 下:発酵後です。

9.発酵完了したものです。気泡がたくさん出て倍にふくらんでいたら完成です!!乾燥防止のため、ラップをして冷蔵庫で保存します。

10.生地は、1晩冷蔵庫で寝かせて、翌日から使って下さいね。ガス抜きは不要です。
生地の使い方
1.冷蔵庫から取り出した生地を、好きな分量切り分けて丸める。ベンチタイム10分。
2.好きな形に成型し、オーブン発酵40℃で20分or、室温で倍の大きさになるまで発酵させる。
3.190℃に予熱したオーブンで15~30分焼く。(大きさに合わせて焼き時間は調節してください)
TOPの写真は、丸パンです。分割後ベンチタイム10分。丸めなおして2倍の大きさになるまで室温発酵。Maiorca粉を振りかけて、190℃15分で焼成しています。


美味しく作るためのコツとポイント
この生地は冷蔵庫で約5日間保存できますが、乾燥を防ぐために1日1回丸め直すと扱いやすくなります。
柔らかめの生地なので、打ち粉をしっかり使うと成形しやすくなります。
メープルシロップと卵を加えることで、ふんわり感とコクがアップします。甘めのパンが好きな方にもおすすめです。
成形・発酵・焼成のタイミングを調整すれば、丸パンだけでなく食パンやミニブレッドにも応用できます。
まとめ
シチリア産の古代小麦粉Maiorcaで作るパン生地は、ふんわりとやさしい香りが広がって、どこかほっとするような美味しさがあります。
前日に仕込んで冷蔵庫で休ませておけば、翌朝は成形して焼くだけなので、気軽に焼きたてを楽しめます。
手間は少なめなのに、ちゃんと美味しく仕上がるのがうれしいところです。
イタリアの素朴な味わいを、ぜひおうちでも楽しんでみてくださいね。